我が家の建築する一条工務店のi-smart。
地盤調査の結果でべた基礎判定が出ました。
もし布基礎だったら標準内でできるし、費用も浮くしいいな~と何度思ったことか!
こればっかりは、しっかりとした地盤調査の正確な判定なのでどうにもならないですよね。
結果を踏まえて土地を変更するという選択もできますが、せっかく見つけて気に入った土地なら受け入れるしかないです。
それでは我が家の一条工務店 i-smartの家が、べた基礎でいくらの費用が発生したのか紹介します!
そして、どうして一条工務店のべた基礎はオプション扱いになってしまうのか、べた基礎・布基礎のメリット、デメリットを踏まえて考えてみました。
こんな人に読んでほしい
- 一条工務店のi-smartで延床面積30坪くらいの家を予定している人
- べた基礎の費用が気になる人
- べた基礎判定が出てモヤっとしている人
この記事から得られる情報
- 2階建て延床30坪のi-smartのべた基礎にかかる金額
- 一条工務店のべた基礎は高い性能を実現するために必要なオプション
一条工務店のi-smartでべた基礎費用はいくら?
我が家は2階建て延床面積30坪の家です。
3LDKで、大体一般的な4人家族が住むのに十分な間取りと言われています。
一条工務店のi-smartで2階建て延床30坪の家を建てようとすると、べた基礎の費用は・・・
318,000円!!
もちろん、家の形や間取りなどによって、同じ30坪でも差が出てくるかもしれません。
それでも、標準の布基礎なら0円、べた基礎なら30万円・・・
建築費用に大きく影響しますよね。
さらに我が家はソイルセメントの地盤改良が必要と判定がでていますので、ソイルセメントでの地盤改良工事+べた基礎で、
966,000円!!(端数は切り捨ててます)
もとむぅ
計算してビックリ(笑)
家の土台だけで100万円もかかるなんて・・・
(ソイルセメントだけで648,000円ですね。)
べた基礎が高いというより、ソイルセメントの地盤改良が高いということになりますね。
我が家は2階建ての延床30坪なので、もし平屋で30坪程度で建てるとなれば基礎にかかる面積も広くなってきます。
単純計算で倍の60万円ほどかかることになるかもしれませんね。
プラスで地盤改良工事も入るかもしれないと考えると・・・ちょっと金銭面がこわいですね。
一条工務店のべた基礎はどうしてオプションなのかメリット・デメリットを考察
一条工務店で家を建てた人の中で標準内の布基礎で建てられたという人は滅多にいないんです。
相当な強固で良い地盤の土地であれば可能になりますが、ほんの少数でしょう。
これだけべた基礎で建築する人が多いなら、べた基礎を標準にしてもらいたいくらいです!
他のハウスメーカーでは基本べた基礎というところもあるようですし。
もとむぅ
しかし全ての土地で、べた基礎にすればいいというわけでもないようで、布基礎、べた基礎ともにメリット・デメリットがあります。
そこに一条工務店のべた基礎がオプションになっているヒントがありそうですので調べてみましたよ!
べた基礎のメリット
べた基礎は家にいろいろなメリットをもたらしてくれます。
- 湿気を防止することができる
- シロアリ対策ができる
- 耐震性や強度に優れた構造になる
湿気を防止することができる
べた基礎は防湿シートを覆った上に、さらにその上からコンクリートを施工します。
そうすることで地面から上がってくる湿気が住宅に伝わることを防ぎ、カビの発生を抑えたり、断熱効果を高めたりすることができます。
シロアリ対策ができる
べた基礎は地面と建物の間をコンクリートで覆うため、シロアリなどの害虫の侵入を防ぐことができます。
一条工務店の建築に使われる木材は防蟻処理されているのでシロアリ対策は万全です。
べた基礎との組み合わせで、より安心になりますね。
でも害虫ってシロアリ以外にもいろいろいますよね。考えるだけでゾワゾワします。
私は害虫退治はできないので、極力、家にそういう虫たちを入れたくないです。
こういう害虫たちが地面から侵入するのを防ぐためにはべた基礎のほうがいいようです。
耐震性や強度に優れた構造になる
家の基礎は建物を支える部分です。
これがしっかりしていないと家が傾いたり沈んだりする原因になります。
ベタ基礎の場合は、建物の広い底面で家の重さを分散させて支えています。
仮に地震などの大きな揺れに襲われたとしても建物が傾きにくい構造になっています。
べた基礎のデメリット
べた基礎のデメリット、それは費用が高額になるという一言に尽きます。
布基礎と比べて、コンクリートの量、鉄筋の量、工事期間などが大きく変わってきますので、どうしても費用がかさみがちです。
基礎に高額な費用が発生してしまいますが、それで安定した家に長く住むことができるなら安心に繋がるのではないでしょうか。
布基礎のメリット
布基礎はべた基礎とは異なり、一面を鉄筋とコンクリートで覆わない造り方をします。
布基礎は立ち上がりと呼ばれる住宅を支える部分だけが鉄筋コンクリートになります。
そのため、べた基礎と比べると施工にかかる材料費が高額になることはありません。
ということを考えると、一条工務店でも布基礎のほうが費用がかからない造り方だから標準内でできるということになりますね。
布基礎のデメリット
布基礎はべた基礎と比べて劣ってしまう部分があります。
- 湿気が伝わりやすい
- 防湿コンクリートは耐久性がない
- 害虫侵入の危険性がある
湿気が伝わりやすい
布基礎は基礎の間を鉄筋コンクリートで覆わないため、湿気が住宅に伝わりやすくなってしまいます。
それを防ぐために、防湿シートと防湿コンクリートを地面に施工することで、地中からの湿気を軽減することが可能になります。
布基礎で家を建てる人は必須の工程になりそうですね。
忘れないように依頼しましょう。
防湿コンクリートは耐久性がない
防湿シートと防湿コンクリートを施工しても、この中にはべた基礎のように鉄筋が入っていません。
湿気対策のためにする施工なので、コンクリートも薄く、防湿シートを抑える程度のものでしかありません。
そのため、耐震性や家の強度が増すというものではないのです。
このコンクリートは耐久性がなく、地震などによって簡単にヒビ割れを起こしてしまいます。
長年住んでいると、そこから湿気がのぼり、床下が結露してカビが発生する原因になる可能性があります。
長い目で見ると、こういった布基礎のデメリットがあることは検討しておかなければなりませんね。
害虫侵入の危険性がある
べた基礎のメリットとまったく逆ですね。
防湿シートや防湿コンクリートの施工をしなければ、シロアリなどの害虫が家に侵入する危険性が高まります。
参考 どっちの基礎がいいの?ベタ基礎と布基礎の違いを徹底解剖!|注文住宅の教科書:費用や相場や坪単価を比較して予算内の家を建てる注文住宅の教科書:費用や相場や坪単価を比較して予算内の家を建てるべた基礎、布基礎のメリット・デメリットをまとめると
べた基礎 | 布基礎 | |
費用 | ✖ 高額 | ◎ 安価 |
湿気 | ◎ 防止効果高い | ✖ 防止効果低い |
強度・耐久性 | ◎ 高い | △ べた基礎ほどない |
害虫対策 | ◎ 安心 | △ 侵入の危険性高い |
それぞれにメリット・デメリットがありますので、一概にどちらがいいとは言い切れません。
布基礎だったとしても強固な地盤の上に建てることができるなら十分な構造の家を建てられます。
やはり地盤調査の結果次第というところになりますね。
よく設計士さんと相談しながら、基礎の種類を決定しましょう。
一条工務店のべた基礎がオプションになる理由
やはり費用の面で、布基礎とべた基礎では大きく違ってくるために、布基礎は標準、べた基礎はオプション扱いになってくるのではないでしょうか。
べた基礎の方が材料のコストがかかります。
そして配筋したりコンクリートを流したりの手間もかかりますので、工事に関わる人の人件費も発生します。
さらに一条工務店のべた基礎だと、他の住宅メーカーの一般的な基準よりもコンクリートの厚さや鉄筋量が多くなります。
「家は性能」とうたっているだけあって、すでに家の基礎部分から性能重視なんですよね。
そう考えると、高い性能を実現できるなら、べた基礎がオプション費用として発生しても納得できます。
長い視点で見て、べた基礎のほうが湿気対策や耐久性、害虫の侵入に至るまでメリットは大きいです。
地盤調査の結果で、おのずとべた基礎判定が多くなっているのかもしれません。
でも、そこには長い間、快適に暮らしてほしいという一条工務店の想いがあってこその、べた基礎なのかもしれないですね。
あなたの家づくり応援しています!!